
皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。硬いものを噛んだときだけ歯が痛む、冷たいものが一瞬しみるといった症状は、歯にひびが入るクラックトゥースが原因かもしれません。ひびは肉眼やレントゲンでは見つけにくいこともあります。今回は、主な症状や原因、治療法について解説します。
クラックトゥースとは?
クラックトゥースとは、歯の表面から内部に向かって亀裂が入った状態です。歯が完全に二つへ割れているとは限らず、細いひびだけが生じているケースもあります。
特に奥歯は強い力を受けやすいため、クラックが生じやすい部位です。ひびの深さや方向によって症状や治療法が異なり、歯の神経や歯根まで達している場合は治療が難しくなることがあります。
クラックトゥースの主な症状
噛んだときに鋭く痛む
代表的な症状は、硬い食べ物を噛んだときや、噛んだ力を緩めた瞬間に起こる痛みです。ひびの部分が噛む力によってわずかに開き、歯の内部へ刺激が伝わることで痛みが生じます。
毎回痛むとは限らず、特定の方向で噛んだときだけ症状が現れる患者さんもいます。そのため、どの歯が痛いのか特定しにくいことがあります。
冷たいものや甘いものがしみる
亀裂が歯の内側に近づくと、冷たい飲み物や甘いものがしみる場合があります。初期には刺激がなくなると痛みも治まりますが、神経の炎症が進むと、何もしていなくてもズキズキと痛むことがあります。
ひびが歯茎より深い部分まで進むと、歯茎の腫れや膿が出る症状を伴う場合もあります。
歯にひびが入る原因
クラックトゥースの原因として多いのは、歯ぎしりや食いしばりによる負担です。毎日繰り返し強い力が加わると、歯の一部へ疲労が蓄積し、亀裂が生じることがあります。
硬い氷やナッツ、骨付き肉などを強く噛んだことがきっかけになる場合もあります。また、大きな詰め物が入っている歯や神経を取った歯は、残っている歯質が少なく、割れやすい傾向があります。
噛み合わせの偏りによって、一部の歯へ負担が集中しているケースにも注意が必要です。
クラックトゥースの検査方法
歯医者では、症状が起きる状況を確認し、歯の表面を拡大して観察します。専用の器具を歯の一部に当てて噛んでもらい、痛みが出る場所を調べる検査も行います。
光を歯に当ててひびを確認する方法や、詰め物を外して内部を調べる方法が必要になることもあります。ただし、細い亀裂はレントゲン画像に写らない場合があり、複数の検査結果を組み合わせて判断します。
クラックトゥースの治療法
浅いひびで症状が軽い場合は、詰め物や被せ物で歯を覆い、亀裂が広がるのを防ぎます。噛み合わせを調整し、歯にかかる力を減らすこともあります。
歯の神経まで炎症が及んでいる場合は、根管治療を行ったうえで被せ物を装着します。歯ぎしりや食いしばりがある患者さんには、就寝時にマウスピースを使用する方法も検討します。
一方、ひびが歯根の深い部分まで達している場合や、歯が完全に分割されている場合は、保存が難しく、抜歯が必要になることがあります。違和感を放置せず、早めに受診することが歯を残せる可能性を高めます。
まとめ
クラックトゥースは、歯ぎしりや硬い食べ物、噛み合わせの偏りなどにより、歯へひびが入る状態です。噛んだ瞬間の痛みや冷たいものがしみる症状がある場合は注意しましょう。川越で歯や歯茎の違和感が続く方は、早めに歯医者を受診し、ひびの深さに応じた治療を受けることが大切です。























