皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。
被せ物は、むし歯治療や歯の欠損を補うために装着されますが、時間の経過や噛み合わせの変化によって合わなくなることがあります。違和感を放置すると、歯茎の炎症や二次むし歯のリスクが高まるため、作り直しが必要になる場合もあります。今回は、被せ物を作り直す際の費用や、合わなくなる原因について詳しく解説します。
被せ物を作り直すときの費用
被せ物を作り直す際の費用は、保険診療か自費診療かで大きく異なります。
1. 保険診療の場合
保険適用の被せ物は、素材が銀歯(メタルクラウン)や一部の硬質レジンに限定されます。費用は1本あたり約3,000〜5,000円(3割負担の場合)で、比較的リーズナブルです。ただし、見た目の審美性や耐久性に限界があり、長期間使用すると変色や摩耗が起こることがあります。
また、保険診療での作り直しは、むし歯や歯茎の炎症など医学的な必要性がある場合に適用されます。
2. 自費診療の場合
自費診療では、セラミックやジルコニアなど自然な見た目で耐久性の高い素材を選べます。費用は1本あたり5万円〜15万円が一般的で、見た目や噛み合わせを精密に調整できる点が魅力です。特に前歯や笑ったときに見える部分には、自費診療を選ぶ患者さんも多い傾向があります。
ただし、自費診療は保険が適用されないため、作り直しの際も全額自己負担となります。
被せ物が合わない理由
被せ物が合わなくなる原因はいくつかあります。
1. 歯や歯茎の変化
時間の経過とともに歯茎が下がる「歯肉退縮」が起こると、被せ物との間に隙間ができ、違和感やしみる症状が出ることがあります。また、むし歯や歯の欠損によって土台の形が変わることも原因の一つです。
2. 噛み合わせの変化
長期間使用することで噛み合わせが変化し、被せ物が浮いているように感じる場合があります。これを放置すると、顎関節や他の歯に負担がかかることがあります。
3. 装着時の適合性
最初の被せ物の適合が不十分だった場合、微妙なズレが違和感やトラブルの原因になることがあります。そのため、信頼できる歯医者を選ぶことが重要です。
まとめ
被せ物が合わない場合、放置すると噛み合わせや歯茎に悪影響を与える可能性があります。保険診療と自費診療では費用や素材が異なるため、希望や症状に応じて歯医者で相談しましょう。川越周辺で被せ物の作り直しを検討されている方は、ぜひ当院へご相談ください。