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女性ホルモンが歯周病を悪化させる?

P.intermedia(プレボテラ・インターメディア)という歯周病菌は卵胞ホルモンを栄養源に増殖することから、女性の方が“歯周病が進行しやすい”のです。さらに卵胞ホルモンは歯肉を形作る細胞を標的にする性質を持つため、実は女性ホルモンの活動が活発な20~40代の女性こそ、しっかりとした口腔ケアが必要なのです。

しかも、妊娠期は女性ホルモンの分泌が普段の10~30倍にも増えるため歯周病のリスクも高まる上、妊娠中の歯周病が低体重児や早産のリスクになることも指摘されています。

歯周病は歯垢(プラーク)が残存しない清潔な口の中では起こらないか、起こったとしても軽度で済みますから、常にしっかりと歯垢(プラーク)を除去することが非常に大切。とはいえ、手みがきでは50%程度しか歯垢(プラーク)を取り除くことができないともいわれますから、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう。ホルモンの影響を受けやすい排卵日付近と月経1週間前から月経開始までの時期に口腔ケアを特に念入りに行うことも、歯周病の進行を抑えるポイントのひとつです。

普段、何となく済ませてしまいがちな歯みがきですが、近い将来「妊活」をはじめるかもしれない女性は特に、めまぐるしく変化するホルモンバランスを意識したプラークコントロールが大切であることを覚えておきましょう。



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