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おもち

11月まであんなに暖かかったのに、急に冷え込みすっかり年末らしい陽気になってきました。

お正月もすぐそこまでやってきています。

お正月といえば、お餅を食べる機会が多いと思います。そのため、正月にはお餅による窒息の事故も多くなります。その多くは高齢者です。餅を詰まらせたときの対処法としては、①咳をさせる、②背中を強く叩く(背部叩打法)、③上腹部を手前上方に強く突き上げる(ハイムリック法)などがありますが、いざというときに冷静にはなかなかできないと思います。すぐに119番通報を行うのがいいでしょう。

餅による窒息に要注意!喉に詰まったときの応急手当は? | 政府広報オンライン

お正月にお餅を食べる習慣は、平安時代に始まった「歯固めの儀式」が由来と考えられています。歯固めの儀式とは、お正月に硬いものを食べることで歯を強くし、長寿や健康を願う行事です。また、新しい年に幸せが舞い込むように、縁起がいいお餅を食べてお祝いするという理由もあります。

なので、やはりお正月にはお餅を食べたいものです。しかし、高齢になると自分で思っているより物を飲み込む機能(嚥下機能)は弱っています。窒息時の対応を習得しておくことも大切ですが、窒息しないような予防をする方が大切です。餅を小さく切っておくなどの工夫をして、高齢者の食事の様子を見守ることも大切です。



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