
皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。10代は歯周病と無縁と思われがちですが、実際には歯茎に炎症や出血がみられることは珍しくありません。厚生労働省の令和4年歯科疾患実態調査では、15〜19歳の34.7%に歯肉出血、14.3%に4mm以上の歯周ポケットが認められました。川越で歯医者をお探しの患者さんに向けて、10代の歯周病の実態と注意点をわかりやすく解説します。
▼10代の歯周病について
10代で「歯周病になる割合はどれくらいか」という疑問に対して、まず知っていただきたいのは、10代では重度の歯周炎よりも、歯肉炎の段階で見つかるケースが多いということです。厚生労働省の令和4年歯科疾患実態調査では、15〜19歳のうち34.7%に歯肉出血があり、14.3%に4mm以上の歯周ポケットが確認されています。つまり、10代でも歯茎の炎症や歯周組織の変化は決してまれではありません。
ただし、この数字を見て「10代の多くが重い歯周病だ」と考えるのは正確ではありません。日本小児歯科学会は、小児期・思春期の歯周病変ではプラーク性歯肉炎がほとんどを占め、歯周炎の頻度は極めて低いとしています。10代で問題になりやすいのは、歯を支える骨まで大きく壊れるタイプではなく、歯茎が赤く腫れる、歯みがきで血が出るといった初期の炎症です。
では、なぜ10代で歯茎のトラブルが起こるのでしょうか。大きな理由のひとつは、磨き残しです。部活動や受験勉強で生活が不規則になると、夜の歯みがきが雑になったり、間食や甘い飲み物が増えたりして、歯と歯茎の境目に汚れがたまりやすくなります。さらに思春期はホルモンの影響で歯茎が刺激に敏感になり、少しのプラークでも腫れや出血が起こりやすい時期です。日本歯周病学会の分類でも、思春期関連歯肉炎は全身因子関連歯肉炎のひとつとして位置づけられています。
10代の歯周病は、自覚症状が乏しいことも特徴です。強い痛みがないまま進むことが多く、「血が出るけれど痛くないから大丈夫」と見過ごされがちです。しかし、歯みがきのたびに出血する、歯茎が丸くふくらむ、口臭が気になるといった変化は、受診を考えるサインです。歯並びが重なっている部分や、噛み合わせの影響で一部の歯に負担が集中している場合は、磨きにくさや炎症の長期化につながることもあります。
また、ごくまれではありますが、若い年代でも進行の早い歯周炎がみられることがあります。日本歯科医師会の公開情報でも、若年性の侵襲性歯周病は発症率こそ低いものの、若いうちから急速に歯茎や骨の破壊が進むタイプがあると紹介されています。そのため、単なる歯肉炎と思い込まず、腫れが続く、歯が浮く感じがする、家族に若くして歯を失った人がいるといった場合は、早めの診察が大切です。
予防の基本は、毎日の丁寧なセルフケアと定期的な歯科受診です。歯ブラシだけでなく、歯並びに応じてフロスや歯間清掃用具を使うことで、歯茎の炎症は改善しやすくなります。10代は永久歯が生えそろい、お口の環境が大人に近づく時期です。だからこそ、早い段階で正しいケアを身につけることが、将来の本格的な歯周病予防につながります。川越で歯医者を探している患者さんは、症状が軽いうちに相談することをおすすめします。
まとめ
10代で歯周病になる割合は決してゼロではなく、令和4年の調査では15〜19歳の34.7%に歯肉出血、14.3%に4mm以上の歯周ポケットがみられました。ただし、10代では重度の歯周炎より歯肉炎が中心です。歯茎の腫れや出血を放置せず、早めにケアを始めることが大切です。川越で歯医者をお探しなら、気になる症状が小さいうちにご相談ください。
























