川越の歯科(歯医者)まつむら歯科クリニック 一般的な治療からインプラント、審美治療などの専門的な治療まで行っております。

院長ブログ

仮歯のまま通院をやめるとどうなる?

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。
治療中の「仮歯」のまま、つい通院をやめてしまう――そんな患者さんはいませんか?仮歯は見た目が整っているため、そのまま放置しても問題ないと思われがちですが、実は重要な役割を持つ治療過程の一部です。今回は、仮歯の役割と、通院をやめることで起こるリスクについてお話しします。

仮歯の役割について

仮歯は、最終的な被せ物(補綴物)が入るまでの間に歯の形態や噛み合わせを一時的に保つ重要な役割があります。
具体的には、以下のような役割があります。

歯の位置を維持する
仮歯は、周囲の歯が動くのを防ぐ役割を持っています。歯は放置すると隙間に移動したり、噛み合う歯が伸びてきたりします。これにより噛み合わせが狂ってしまうのです。

歯茎を保護する
削ったままの歯は非常に弱く、外部刺激に敏感です。仮歯はこれを覆うことで、冷たいものや熱いものの刺激から守り、細菌が入り込むのを防ぎます。

見た目を整える
前歯の場合、仮歯があることで見た目の違和感を減らせます。また、最終補綴物のデザイン調整にも役立つため、見た目と機能の両面で大事なステップといえるでしょう。

噛み合わせを確認する
最終的な被せ物を作製する前に、噛み合わせを調整し、問題がないか確認するのも仮歯の大事な役割です。仮歯を入れた状態で経過を見ないと、最終補綴物を入れてからトラブルが起こることもあります。

仮歯のまま通院をやめるリスク

仮歯のまま通院をやめてしまうと、さまざまなリスクが発生します。

仮歯の破損・脱落
仮歯は長期間使用を前提に作られていません。放置すれば、割れたり外れたりすることがあります。歯がむき出しになると虫歯が進行したり、痛みが出たりすることがあります。

噛み合わせの崩れ
周囲の歯や対合する歯が動いてしまうと、最終補綴物を入れるためのスペースがなくなり、治療計画がやり直しになることも。場合によっては再治療が必要になり、費用や時間が余計にかかります。

歯茎のトラブル
仮歯は歯茎にぴったりとフィットさせるわけではないため、長期間使用すると歯茎が炎症を起こしたり、腫れたりすることがあります。特に歯医者でのチェックを受けずに放置すると、知らないうちに歯周病が進行してしまうこともあります。

見た目の悪化
仮歯は時間が経つと変色や摩耗を起こし、見た目が悪くなります。さらに、隙間ができると食べ物が詰まりやすくなり、口臭の原因になることもあります。

仮歯はあくまで「仮」のもの。川越のまつむら歯科クリニックでは、患者さんの噛み合わせや歯茎の健康を守るため、しっかりとした最終補綴物の装着をおすすめしています。

まとめ

仮歯のまま通院をやめることは、歯や噛み合わせ、歯茎にとって大きなリスクを抱える行為です。川越周辺で信頼できる歯医者をお探しの方は、ぜひ川越のまつむら歯科クリニックにご相談ください。患者さんの治療計画を最後までしっかりサポートし、健康で美しい口元を守ります。途中で治療をやめず、最後まで一緒にゴールを目指しましょう。



Copyright © まつむら歯科クリニック All rights reserved.