皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。入れ歯を使っている患者さんの中には、「入れ歯が外れやすい」「噛むと浮いてしまう」といった不安を抱える方も少なくありません。そのようなときに一時的な補助として活躍するのが「入れ歯安定剤」です。今回は入れ歯安定剤の基本と正しい使い方についてご紹介します。
入れ歯安定剤とは?
入れ歯安定剤とは、入れ歯を口の中で安定させるために使用する補助的な製品です。歯茎との間にすき間があると、食事中に入れ歯が浮き上がったり、噛み合わせがずれたりすることがあります。こうした場合に入れ歯安定剤を使うことで、装着感を高め、食事や会話をより快適に行えるようにサポートします。
種類は大きく分けて以下の3つがあります。
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クリームタイプ:少量を入れ歯の裏面に塗布することで密着度を高める。初心者にも使いやすい。
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シートタイプ:入れ歯と歯茎の間に敷いて使う。装着や取り外しが簡単。
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粉末タイプ:水分で溶けて密着する仕組み。部分入れ歯に向いている。
ただし、入れ歯安定剤はあくまで一時的な補助であり、根本的な噛み合わせの改善や入れ歯の調整に代わるものではありません。長期間の使用で違和感や歯茎の炎症につながる場合もあるため、川越で信頼できる歯医者に相談することが大切です。
入れ歯安定剤の正しい使い方
入れ歯安定剤を安全に使うためには、以下のポイントを守ることが重要です。
1. 清潔な状態で使う
入れ歯と口の中をしっかり洗浄してから安定剤を使用しましょう。汚れたまま使うと細菌が繁殖し、歯茎の炎症や口臭の原因になります。
2. 適量を守る
クリームタイプの場合、ごく少量を薄く均一に塗布します。多すぎると入れ歯が浮いたり、噛み合わせが狂ったりする原因になります。
3. 使用時間を守る
長時間連続での使用は避け、就寝前には必ず入れ歯を外して洗浄してください。歯茎を休ませる時間を作ることが、健康維持につながります。
4. 違和感が続く場合は歯科へ相談
入れ歯安定剤を使っても外れやすい場合や、歯茎に痛みが出る場合は、入れ歯自体の調整が必要です。自己判断で安定剤に頼り続けるのではなく、川越の歯医者に相談して適切な治療を受けましょう。
まとめ
入れ歯安定剤は、入れ歯の外れやすさを補助的に改善してくれる便利な製品です。ただし、正しい使い方を守らないと、噛み合わせの悪化や歯茎のトラブルにつながることもあります。長期的な快適さを得るためには、安定剤に頼りすぎず、歯医者での定期的な調整やチェックが欠かせません。当院でも入れ歯に関するご相談を承っておりますので、川越周辺で入れ歯にお悩みの患者さんはお気軽にご相談ください。