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院長ブログ

歯周病予防にガムは有効?

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。日常生活の中で気軽にできる口腔ケアのひとつに「ガムを噛む」という習慣があります。市販されているガムの多くは虫歯予防を目的としていますが、実は歯周病の予防にも一定の効果があることをご存じでしょうか。本記事では、ガムが歯周病予防に役立つ理由と、噛む際の注意点について詳しく解説します。

ガムが歯周病予防に効果がある理由

歯周病は、歯と歯茎の間に溜まるプラーク(細菌のかたまり)が原因で進行する病気です。初期は歯茎の腫れや出血といった症状ですが、進行すると歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失うリスクもあります。

ガムを噛むことで期待できる予防効果は以下の通りです。

  1. 唾液の分泌を促す
     ガムを噛むと自然に唾液の分泌量が増えます。唾液は細菌の繁殖を抑える自浄作用や、歯や歯茎を守る緩衝作用を持ち、口腔内の環境を安定させます。唾液によって食べかすや細菌が洗い流されるため、プラークが溜まりにくくなり歯周病予防につながります。

  2. 歯茎のマッサージ効果
     ガムを噛むことで歯茎に適度な刺激が加わり、血流が促進されます。血流が良くなると歯茎に必要な栄養や酸素が届きやすくなり、歯周組織の健康維持に役立ちます。

  3. 噛み合わせと咀嚼のトレーニング
     日常的にガムを噛む習慣は、噛み合わせや咀嚼機能のバランスを整えるトレーニングにもなります。特に柔らかい食べ物が中心になりがちな現代の食生活において、顎をしっかり使うことは歯周組織の維持に有益です。

ただし、すべてのガムが同じ効果をもたらすわけではありません。砂糖を含むガムは逆に虫歯や歯周病のリスクを高めるため、キシリトール配合などのシュガーレスガムを選ぶことが大切です。

ガムを噛む時の注意点

ガムが歯周病予防に役立つのは事実ですが、噛み方や状況によっては逆効果となることもあります。

  1. 噛みすぎに注意
     長時間ガムを噛み続けると、顎の筋肉や関節に負担がかかり、顎関節症の原因になることがあります。1回に噛む時間は10〜20分程度を目安にしましょう。

  2. 噛み合わせに問題がある方は要注意
     噛み合わせが不安定な患者さんが強い力でガムを噛むと、歯や顎に余計な負担がかかる場合があります。特に歯列矯正中や歯の治療中の方は、歯科医師に相談してから取り入れるのが安心です。

  3. 歯周病予防はガムだけでは不十分
     ガムはあくまで補助的な手段です。毎日の歯磨きやデンタルフロスによるプラーク除去、そして歯科医院での定期的なメンテナンスが基本となります。川越周辺で信頼できる歯医者を探している方は、歯周病の検診やクリーニングを積極的に受けることをおすすめします。

  4. 歯茎の状態を確認する習慣を
     歯茎が赤く腫れていたり、出血しやすい状態のままガムを噛むと、かえって炎症が悪化する可能性があります。違和感を感じたら自己判断せず、早めに歯科医院を受診してください。

まとめ

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。ガムを噛むことは唾液の分泌促進や歯茎の血流改善につながり、歯周病予防に役立ちます。しかし、噛み合わせの状態や噛む時間に注意しなければ、顎や歯茎に負担をかけてしまうこともあります。歯周病予防には、ガムを上手に取り入れながらも、歯磨き・フロス・定期検診を欠かさないことが最も重要です。川越で歯医者をお探しの患者さんは、ぜひ当院にご相談ください。



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