歯科の保険診療の内容や点数は、歯科の状況・情勢・材料の価格などを反映して4月・10月に改正されることが多いです。
4月からは、インレーと呼ばれる臼歯部一部を詰める金属が、保険の樹脂ブロックの削り出し(CAD/CAM)での作成が保険適用となります。
詰め物の金属に用いられるパラジウムという金属の高騰を避ける形で、金属を使わない処置方法が保険適用となりますが、どうしても樹脂では強度を確保できない、かみ合わせの強い患者さんもいらっしゃいます。
またパラジウムを含まない、チタン合金での被せものなども保険適用になってきていますので、特に金属アレルギーの可能性がある患者さんなどは、ぜひご相談くださいね。
金属アレルギーの診断が医科から出て、歯科への依頼書がある場合には、7番目の歯(第2大臼歯)も樹脂での被せものが保険適用となります。