①食べる速度と肥満
12~13歳までの約3000症例と30~74歳までの約9000症例を対象に自己評価質問票を用いて食べる速度を調査しました。この調査では肥満でないグループに比べて肥満のグループのほうが食べる速度が速いことがわかりました。したがってゆっくり食べることは肥満を防止すると考えられます。
②食べる速度と食事摂取量
消化や食欲のコントロール(食事摂取量)に関連するペプチドにおいて5分間で食事をすませた人に比べて30分間食事に時間をかけた人の方が高い値を示しました。つまりゆっくり食事をすることは早く食事をすることに比べ腸にある食欲をコントロールするペプチドの生産を促進し食事摂取量を減少させることができると考えられます。