歯肉の際、歯の真横にぷっくり歯肉が腫れることがあります。
歯を支える骨が痩せて、歯周病としての症状なのですが、その中でも、奥歯の場合治癒が困難な場合があります。
奥歯は根が2本〜3本に分かれていて、歯の股の部分の骨吸収と、そこに菌が入り込むと、
「根分岐部病変」と呼ばれる難治性、治りにくい症状が出ることがあります。
骨が吸収して菌・汚れが入り込むのに、自身での歯磨き清掃が困難な部位です。
数日おきの局所のクリーニングをしても治りにくく、患者さんからは「違う病気なのでは?」と心配が出てしまうこともありますが、
根気よく継続して通院していただくことで、徐々に症状を改善に向けていくことができます。