国民の歯科検診を義務化が検討されているようです。
ツイッターのトレンドにも入り、「歯科検診にお金かけて、医療費の削減にならない」などという反応を多く見かけました。
正しくは、歯・口腔の健康を維持することで、高齢者の健康を守ることに繋がり、結果として医療費の削減に繋がる、という考え方です。
厚生省が、2025年をめどに「地域包括医療」という考え方を進めています。
老人の介護施設などと病院・歯科医院など連携をしていく構想です。
ここで大きく役目を担うのが、老人の口腔ケアを担う歯科衛生士です。
昔は2年制だった歯科衛生士学校を、3年制、4年制にして衛生士を育て、歯科衛生士に老人の口腔ケアの大きな役目を担当することで、生活習慣病などと関与している口腔ケアを重視するという、国の医療政策の流れです。
健康を守るために、歯科の検診・受診が必要という判断を、国が認めているわけですね。