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院長ブログ

頭痛やこめかみの痛みは虫歯が原因?

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。虫歯と聞くと「歯が痛むもの」というイメージが強いかと思いますが、実は頭痛やこめかみの痛みといった、歯とは離れた場所に症状が出ることもあります。川越で歯医者をお探しの方に向けて、虫歯がどのように全身へ影響を及ぼすのか、医学的な観点からわかりやすく解説します。

虫歯による意外な症状

虫歯は、歯の表面のエナメル質が溶け、象牙質や神経へ細菌が侵入することで進行します。特に神経に近づくほど炎症が強まり、痛みが広がる範囲も大きくなります。ここで注意したいのが、痛みの「関連痛」です。

歯の神経は、頭部や顔の筋肉を支配する三叉神経と深く関係しています。虫歯が進行して神経が炎症を起こすと、この三叉神経を通じて痛みが別の場所に伝わり、頭痛やこめかみの痛みとして感じることがあります。「こめかみがズキズキするのに歯は痛くない」という場合でも、実際は虫歯が原因となっているケースが珍しくありません。

また、虫歯によって噛み合わせが乱れることも頭痛の要因になります。痛む歯を避けて片側で噛む癖がつくと、咀嚼筋に負担が集中し、首やこめかみ周辺の筋肉が緊張します。これが筋緊張性頭痛を引き起こし、慢性的な頭痛へつながることもあります。

さらに、深い虫歯が歯髄炎や根尖性歯周炎へ進むと、歯茎の腫れや顎周囲の痛みを伴うこともあります。炎症が顎関節に近い位置まで広がれば、口を開けにくくなったり、こめかみ付近の痛みが強くなったりします。川越で「頭痛が長引く」「こめかみが痛い」と感じている方は、歯科のチェックを受けることが症状改善の糸口になるかもしれません。

虫歯を放置するリスク

「今は痛くないから大丈夫」と虫歯を放置してしまうと、症状が急に悪化することがあります。初期の虫歯では痛みが出ない場合が多く、気づかないうちに進行してしまうのが特徴です。そして神経まで炎症が及ぶと、痛みが激しくなるだけでなく、頭痛やこめかみの痛みなど、生活に支障をきたす症状へ広がることもあります。

虫歯が進行して根の先に膿が溜まると、顎の骨や周囲の組織へ炎症が及び、顔の腫れや発熱を伴うことがあります。この状態を放置すると、噛み合わせが悪化し、慢性的な頭痛や肩こりにつながることもあります。

さらに、片側ばかりで噛む癖が続くと、顎の関節や筋肉に負担が集中し、顎関節症の症状を引き起こすこともあります。顎関節症はこめかみの痛みの原因としても知られており、虫歯の放置が間接的に症状を悪化させることがあります。

川越周辺で歯医者を探している方には、症状が軽いうちに受診されることをおすすめします。早期の虫歯であれば、治療回数や歯への負担が最小限に抑えられます。違和感を感じたら、歯茎や噛み合わせの状態も含めて歯科医師に相談してください。

まとめ

虫歯は歯の痛みだけでなく、頭痛やこめかみの痛みを引き起こすことがあります。虫歯を放置すると噛み合わせの乱れや炎症の拡大により、全身の不調につながることもあります。川越で「頭痛が続く」「原因がわからない痛みがある」という方は、早めに歯医者でチェックを受けることをおすすめします。



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