皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです日々、歯や口腔内の健康を守るために、私たち歯医者は患者さんの健康維持に努めています。今回は「口腔がんが疑われる症状について」というテーマでお話しします。口腔がんは、早期発見が非常に重要な疾患です。症状やリスクについて理解し、早期発見につなげていただければ幸いです。
口腔がんとは?
口腔がんは、口腔内に発生する悪性腫瘍の総称で、舌、歯茎、頬粘膜、口底、硬口蓋などに発生します。日本では、口腔がんの発症率は他のがんに比べると低いですが、初期症状がわかりづらいため、進行してから発見されることが多いのが現状です。
口腔がんの原因は、多くの場合、生活習慣に関連しています。特にタバコやアルコールの摂取がリスクを高める要因として挙げられます。また、噛み合わせの悪さや義歯の不適合が慢性的な刺激を与えることでリスクが増す場合もあります。最近では、ウイルス感染や遺伝的要因も関連性が指摘されています。
早期に発見すれば、治療の選択肢が広がり、予後も良好なことが多いため、定期的な歯科検診が重要です。特に川越周辺にお住まいの方は、地元の歯医者で定期検診を受けることをおすすめします。
口腔がんの症状
口腔がんの初期症状は、一見すると軽度な問題のように見えることが多いです。そのため、自覚症状があっても放置されがちです。以下に、口腔がんが疑われる主な症状を挙げます。
- 口腔内のしこりや腫れ 口腔内に硬いしこりや腫れがある場合、それが長期間にわたって治らない場合には注意が必要です。特に触って痛みがある場合や、徐々に大きくなる場合は、専門医の診断を受けましょう。
- 口内炎が治らない 通常の口内炎であれば1〜2週間で治ることが多いですが、1カ月以上経過しても治らない口内炎や、出血を伴う場合は口腔がんの可能性があります。
- 歯茎の異常 歯茎に赤みや白い斑点が出現し、それが数週間以上続く場合も要注意です。また、歯がぐらつきやすくなるなどの症状も見られることがあります。
- 舌の異常 舌にしこりや痛みを感じる場合、または舌の表面に異常な白斑や赤斑がある場合も、口腔がんが疑われます。
- 食事や会話時の違和感 食事や会話中に痛みや違和感がある場合、特に特定の部位が慢性的に痛む場合は、早めに歯医者で診察を受けることをお勧めします。
- その他の症状 頬の内側が厚く感じる、顎の動きが悪い、首のリンパ節が腫れるなどの症状も関連している場合があります。
これらの症状が現れた場合、すべてが口腔がんというわけではありませんが、専門の歯医者による診察を受けることが重要です。川越のまつむら歯科クリニックでは、患者さんの不安に寄り添いながら、適切な検査や治療の提案を行っています。
まとめ
口腔がんは、初期段階で発見することで治療の成功率が高くなります。症状が軽微であっても、定期的な検診を受けることで早期発見の可能性が高まります。川越周辺にお住まいの方は、ぜひまつむら歯科クリニックでの検診をご検討ください。患者さん一人ひとりの健康を守るため、私たちは全力でサポートいたします。