皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。口内炎は小さな傷でも強い痛みを感じるため、食事や会話がつらくなることがあります。特に歯茎や頬の内側など、噛み合わせが当たりやすい場所にできると治りが遅れることも。今回は、口内炎を早く治すための方法と、悪化させないために避けるべき行為について、歯医者として分かりやすく解説します。
口内炎を早く治す方法
口内炎は通常1〜2週間ほどで自然に治癒しますが、適切なケアをすることで治りを早めることができます。川越周辺で歯医者をお探しの患者さんからも相談が多い症状のため、まずはご自宅でできる対策から紹介します。
◎患部を刺激しない環境をつくる
口内炎は刺激を受けると治りが遅くなります。食事の際は、辛いもの・酸っぱいもの・硬いものを避け、柔らかいメニューを選びましょう。また、噛み合わせの問題で同じ場所を噛みやすい方は再度傷つけやすいため、歯科医院でチェックを受けるのもおすすめです。
◎口の中を清潔に保つ
口内炎の治癒を早めるには、細菌を増やさないことが重要です。歯磨きは優しく丁寧に行い、可能であればアルコールを含まない洗口剤も活用すると清潔な環境を保てます。歯茎の炎症がある場合は、痛みが出ない範囲で慎重にブラッシングしましょう。
◎市販薬の使用
口内炎用の軟膏や貼付薬は、患部を保護し痛みを軽減することで日常生活を過ごしやすくします。ただし、効果には個人差があり、長引く場合は歯医者に相談してください。
◎栄養バランスを整える
ビタミンB群や鉄分の不足は口内炎の発症に関係することがあります。偏った食事が続いている方は、野菜・肉・魚・大豆製品などバランスの良い食事を意識しましょう。
◎ストレスと睡眠の管理
疲労やストレスは免疫力を低下させ、口内炎を治りにくくします。睡眠不足が続いている患者さんは、まず休息を優先しましょう。
口内炎でしてはいけないこと（治りを遅らせる行為）
口内炎は日常の習慣によって悪化することがあります。以下の行動は避け、治癒を妨げないようにしましょう。
◎患部を触る・いじる
舌で触れたり、指で押したりすると細菌が入り込んで治りが遅くなることがあります。無意識に触ってしまう方は注意が必要です。
◎辛い・しみる食品の摂取
香辛料や酸味の強い飲食物は刺激が強く、痛みが悪化します。同時に傷口を再び刺激して治癒を遅らせる原因になります。
◎アルコール・喫煙
アルコールは患部の刺激となり、喫煙は血流を悪くして傷の治りを遅くします。口内炎が治るまでは控えましょう。
◎強い歯磨き
痛いからといって清掃を怠るのも良くありませんが、力任せのブラッシングは逆効果です。歯茎や患部周囲を優しく磨くよう心がけましょう。
◎長期間放置する
2週間以上治らない場合や、繰り返し同じ場所にできる場合は、別の病気が隠れている可能性があります。川越で歯医者をお探しの方も、気になる口内炎は早めに相談してください。
まとめ
口内炎はちょっとした刺激で悪化しやすい症状ですが、適切なケアを行うことで早く治すことができます。患部を刺激しない生活を心がけ、清潔な口腔環境を保つことが大切です。長引く場合や繰り返し出る場合は、口内の状態や噛み合わせに問題があるケースもあるため、歯医者に相談して原因を確認しましょう。
