こんにちは、まつむら歯科クリニックです。日常診療の中で、患者さんから「歯茎が黒くなってきたんですが…」という相談を受けることがあります。一つの原因として、メタルタトゥーと呼ばれる現象が挙げられます。この記事では、メタルタトゥーの症状、原因、そして対処法について解説します。
1. メタルタトゥーとは？
メタルタトゥーは、歯茎や口の中に小さな黒い斑点が出来る現象を指します。これは、銀やアマルガムなどの金属成分が歯肉に埋まり込むことで起こります。一見すると、タトゥーのように見えるためこの名前が付けられました。
2. 原因は？
主な原因は以下の通りです。
金属製の歯の修復物: 古いアマルガム詰め物や金属クラウンが摩耗し、その微小な金属片が歯肉に埋まり込むことで黒く染まることがあります。
歯石の除去: 歯石の除去時に使用する器具が金属である場合、強くこすることで微小な金属片が歯茎に埋まることが考えられます。
3. どのように対処すればいいの？
メタルタトゥーが確認された場合の対処法は以下の通りです。
定期的な歯科検診: 早期発見、早期対応のためには定期的な歯科検診が必要です。当クリニックでは、専門の機器を用いて綿密な検査を行っています。
歯茎のクリーニング: 専門の歯科衛生士が、歯茎のクリーニングを行い、メタルタトゥーを取り除くことが可能です。
金属製の修復物の交換: 古いアマルガム詰め物や金属クラウンが原因の場合、セラミックやコンポジットなどの金属を使用しない修復物に交換することをおすすめします。
まとめ
メタルタトゥーは、金属が歯肉に埋まり込むことで起こる現象です。対処法としては、定期的な歯科検診、専門のクリーニング、そして金属製の修復物の交換が考えられます。川越のまつむら歯科クリニックでは、患者さん一人一人のお口の健康を大切に考え、最適な治療を提案しています。歯茎の変色やその他の口腔内のトラブルでお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
