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院長ブログ

親知らず抜歯後にやってはいけないことは?

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。

親知らずを抜いたあとは、傷口がまだ安定しておらず、ちょっとした刺激でも痛みや腫れが強く出ることがあります。治りを遅らせないためには、抜歯後に「してはいけないこと」を知っておくことが大切です。本コラムでは、親知らず抜歯後に避けるべき行為と、注意すべき症状について歯科医師の立場からわかりやすく解説します。川越周辺で歯医者を探している方も、ぜひ参考にしてください。

親知らず抜歯後にNGな行為

親知らずを抜いたあとの傷口には、血液が固まってできる“血餅(けっぺい)”が必要です。これは傷を守り、感染を防ぐ大切な役割があります。この血餅が取れてしまうと、治りが悪くなるだけでなく「ドライソケット」と呼ばれる強い痛みを伴う状態になることもあります。そのため、抜歯後は次の行為を控えることが重要です。

◎強いうがいをする

抜歯当日は強いうがいをすると血餅が流れてしまうことがあります。軽く水を含んでそっと吐き出す程度にし、必要以上に刺激を与えないようにしましょう。

◎ストローで飲む・強く吸う

ストローで吸う動作も陰圧が加わり、血餅が外れやすくなります。抜歯後2~3日はコップで飲むようにしてください。

◎激しい運動・長時間の入浴

血流が急に良くなることで出血が再開しやすくなります。運動やサウナ、長風呂は控え、当日はぬるめのシャワー程度にとどめましょう。

◎喫煙

タバコは血流を悪くし、治癒を大きく妨げます。また口腔内を乾燥させるため、ドライソケットのリスクも上がります。可能であれば抜歯後1週間程度は控えてください。

◎患部を触る・舌で触る

患者さんが気になって傷口を触ると、細菌が入りやすくなります。舌や指で触れないよう意識しましょう。

◎硬いものを噛む

抜歯側で噛むと歯茎に刺激が伝わります。傷が落ち着くまでは柔らかい食事を、反対側で噛み合わせるようにしましょう。

親知らず抜歯後に注意すべき症状

抜歯後は時間の経過とともに腫れ・痛みが引いていくのが通常の経過ですが、次のような症状が続く場合は注意が必要です。

◎強い痛みが増してくる

通常、痛みは術後2~3日がピークで、徐々に落ち着いていきます。数日たっても痛みが増す場合、血餅が取れてドライソケットになっているおそれがあります。早めに歯医者を受診してください。

◎膿が出る・口の中が苦い

歯茎の中で細菌が増えているサインです。放置すると腫れが強くなることもあるため、早めの確認が必要です。

◎開口障害(口が開きにくい)

親知らずの位置によっては術後に筋肉がこわばり、口が開きにくくなることがあります。数日で改善することが多いものの、改善がない場合は受診しましょう。

◎発熱や頬の強い腫れ

感染による症状の可能性があります。抗生剤が必要となる場合もあるため、自己判断せず歯科医院でチェックを受けてください。

川越周辺で親知らずの抜歯後の症状に不安がある方は、まつむら歯科クリニックへお気軽にご相談ください。

まとめ

親知らず抜歯後は、血餅を守り傷の治りを早めるために、強いうがいや喫煙、激しい運動などの刺激となる行動を避けることが重要です。痛みや腫れが通常より強い、長引くなどの症状がある場合は、早めに歯医者で診察を受けてください。川越で親知らずの相談先を探している方は当院までご連絡ください。



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