
皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。
歯茎が痛いのに、鏡で見ても腫れがない…。そんな違和感を感じたことはありませんか?見た目に異常がなくても、歯茎の内部や歯の周囲で炎症や刺激が起きている場合があります。放置すると悪化することもあるため、早めの受診が大切です。今回は、歯茎が痛いけれど腫れていない原因と治療法について解説します。
歯茎が腫れていないのに痛い理由
歯茎が痛いのに腫れていない場合、いくつかの原因が考えられます。
●歯周病の初期段階
初期の歯周炎や歯肉炎では、まだ腫れや出血が目立たないことがあります。歯垢や歯石の刺激によって歯茎の内部に炎症が起こり、違和感や軽い痛みを感じることがあります。
●噛み合わせの乱れによる負担
歯の噛み合わせがズレていると、特定の歯や歯茎に強い力がかかります。これにより、歯の周囲組織が炎症を起こして痛みが出ることがあります。特に食いしばりや歯ぎしりのある方は注意が必要です。
●歯根の炎症や神経のトラブル
虫歯が進行して神経に炎症が起きている場合、歯の根の先で膿が溜まりかけていても、表面の歯茎がまだ腫れていないことがあります。痛みが強く、夜間や温かいものを食べたときに悪化するのが特徴です。
●歯のヒビや詰め物の不具合
歯に細かいヒビが入っていたり、被せ物や詰め物のわずかなズレがあると、歯茎の神経に刺激が伝わり痛みを感じることがあります。見た目では分からないため、歯医者での精密検査が必要です。
●歯肉の乾燥やブラッシングの刺激
歯茎を強く磨きすぎたり、口呼吸によって乾燥していると、歯茎の表面が傷ついてヒリヒリすることがあります。この場合も腫れはなくても痛みが出ることがあります。
歯茎の痛みの治療法(腫れていないケース)
歯茎が痛い原因によって治療法は異なります。見た目に腫れがなくても、原因を正確に診断することが重要です。
●歯石除去とクリーニング
歯垢や歯石による軽度の炎症が原因の場合、歯医者でのスケーリング(歯石除去)や歯面清掃によって改善します。自宅での正しいブラッシング方法の指導も重要です。
●噛み合わせの調整
噛み合わせに問題がある場合、咬合調整やマウスピース(ナイトガード)の装着で歯への負担を減らします。歯ぎしりが原因のケースでは、睡眠中の装置使用が効果的です。
●根管治療(歯の神経の治療)
歯の内部や根の先に炎症がある場合は、根管治療を行い、感染源を除去します。見た目に腫れがなくても、レントゲンで内部の異常を確認することができます。
●詰め物・被せ物の再調整
被せ物や詰め物が合っていないときは、適切に調整または作り直すことで歯茎への刺激を軽減できます。
●生活習慣の改善
口呼吸を防ぎ、歯茎を乾燥させないよう意識することも大切です。強いブラッシングを避け、柔らかめの歯ブラシで優しく磨きましょう。
まとめ
見た目に腫れがなくても、歯茎の痛みには必ず原因があります。放置すると炎症が進行したり、歯の神経に影響が出ることもあります。違和感がある場合は、早めに川越の歯医者「まつむら歯科クリニック」までご相談ください。丁寧な診査と治療で、痛みの原因をしっかりと取り除き、健康な歯茎を取り戻すお手伝いをいたします。

























