皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。
「頭がズキズキ痛むけれど、実は歯が原因かもしれない」と感じたことはありませんか。虫歯や歯茎の炎症が神経を通じて頭痛に影響することがあります。今回は、虫歯と頭痛の関係や改善方法について、歯医者として詳しくご紹介します。
虫歯と頭痛の関係
虫歯は単に歯がしみたり痛むだけでなく、頭痛として症状が現れることがあります。歯の神経は顔や頭部の神経と密接につながっているため、歯の痛みが神経を伝わって頭部に広がるのです。
① 虫歯が神経まで進行した場合
初期の虫歯は自覚症状が少なくても、進行して神経に達すると強い痛みが出ます。この痛みは三叉神経と呼ばれる顔全体を支配する神経を介して頭部に広がり、こめかみや後頭部の頭痛を引き起こすことがあります。
② 噛み合わせの乱れによる頭痛
虫歯の痛みを避けようと偏った噛み方をすると、噛み合わせのバランスが崩れ、顎関節や筋肉に負担がかかります。すると緊張性の頭痛が生じやすくなります。特に長時間の偏った咀嚼は首や肩の筋肉にも影響し、頭痛を悪化させることがあります。
③ 歯茎や周囲の炎症が原因の場合
虫歯が進行すると歯茎や顎の骨に炎症が広がり、膿がたまるケースがあります。この炎症も神経を通じて痛みを波及させ、頭痛を感じさせる要因となります。
虫歯による頭痛を改善する方法
頭痛の原因が虫歯であれば、鎮痛剤で一時的に和らげても根本的な改善にはつながりません。以下のような対応が必要です。
① 早期の歯科受診
虫歯や歯茎の炎症が疑われる場合は、できるだけ早く歯医者に相談しましょう。川越でも歯科医院ではレントゲンや検査を行い、痛みの原因を特定したうえで適切な治療を行います。
② 虫歯治療による改善
進行度に応じて、詰め物・被せ物・根管治療などの方法があります。神経まで虫歯が進んでいても、適切な治療を受ければ頭痛が改善するケースも少なくありません。
③ 噛み合わせの調整
虫歯治療後に噛み合わせが不安定なまま放置すると、再び頭痛の原因となります。歯医者では噛み合わせの調整を行い、顎や筋肉への負担を減らすことで頭痛を予防できます。
④ 日常生活での予防
虫歯や頭痛を繰り返さないために、毎日の歯磨きやフロスを徹底し、定期的に歯科検診を受けることが大切です。また、就寝時の歯ぎしりや食いしばりがある方はマウスピースを利用することで顎への負担を軽減できます。
まとめ
虫歯は単に歯の痛みだけでなく、神経を通じて頭痛を引き起こすことがあります。特に噛み合わせの乱れや歯茎の炎症が関係する場合も少なくありません。頭痛がなかなか改善しないときには、歯のトラブルが隠れている可能性も考えられます。川越で歯医者をお探しの方は、早めに歯科を受診し、適切な治療と予防を行うことが大切です。