舌がん・口腔がんとは?
口の中にできるがんを総称して口腔がんといいます。 舌にできる舌がんは代表的な口腔がんで、口腔がんの半数以上を占めています。 この他、歯ぐきにできる歯肉(しにく)がん、 下あごの歯ぐきと舌に囲まれた部分(口腔底)にできる口腔底(こうくうてい)がん、上あごにできる硬口蓋(こうこうがい)がん、 頬粘膜(きょうねんまく)がんなど、口腔がんはさまざまな種類があります(表1)。口腔がんに罹患する人の数は、 年間8000人ほど(2016年)で、がん全体の約1%ですが、日本国内のみならず、世界的に見ても、 罹患率、死亡率とも上昇傾向にあります。また女性より男性に多い(男性:女性=3:2)という特徴もあります。