「病は気から、健康は口から」などと言われます。
口は、生きるための食事摂取が口から行われますので、「歯が痛い」「歯が揺れて噛めない」「歯が少なくてすりつぶせない」などのトラブルがあると、栄養摂取に問題が生じます。
消化の第一歩、口での咀嚼で、食物を細かく砕くことと、デンプンを糖に分解する役割がありますが、
この工程がうまくいかないと、消化不良、栄養摂取不良となります。
また口の中の細菌が多いと、食物と一緒に流れてきちんと胃に入ればよいのですが、高齢者では嚥下がうまく行かず「誤嚥性肺炎」と呼ばれる肺に口の中の細菌が入り込んで、肺炎を引き起こし、死因の一つとされています。
虫歯は命に関わらないと思われがちですが、単なる虫歯の延長が、口腔環境の悪化による寿命への影響と繋がります。