川越の歯科(歯医者)まつむら歯科クリニック 一般的な治療からインプラント、審美治療などの専門的な治療まで行っております。

院長ブログ

アナフィラキシーショックは歯科治療で起こる?

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。
歯科治療は基本的に安全な医療行為ですが、まれに「アナフィラキシーショック」と呼ばれる重篤なアレルギー反応が起こることがあります。命に関わる可能性もあるため、歯医者にかかる前に知っておくことが大切です。今回は歯科治療におけるアナフィラキシーショックのリスクとその対策について解説します。

歯科治療でアナフィラキシーショックが起こるケース

アナフィラキシーショックとは、アレルゲンと呼ばれる物質に対して体の免疫が過剰に反応し、血圧の急激な低下や呼吸困難、意識障害などを引き起こす急性のアレルギー反応です。歯科治療では、以下のようなケースで起こる可能性があります。

1. 局所麻酔薬に対するアレルギー

歯科治療では、虫歯治療や抜歯の際に局所麻酔を使用します。現在主流のアミド型局所麻酔薬(リドカインなど)はアレルギーが起こりにくいとされていますが、極めてまれにアレルギー反応を起こすことがあります。

2. 薬剤や材料による反応

抗生物質や鎮痛剤、または仮歯や詰め物に使われる材料(樹脂や金属)に反応することもあります。とくにペニシリン系抗生物質へのアレルギーはよく知られています。

3. ラテックスアレルギー

手袋や器具の一部に含まれるラテックスに反応する患者さんもいます。近年ではラテックスフリー製品の導入が進んでいますが、アレルギー歴の確認は重要です。

川越周辺で歯医者をお探しの方も、初診時にアレルギー歴や体調について丁寧に申告していただくことが、安心・安全な歯科治療につながります。

歯科治療のアナフィラキシーショックの予防法・対処法

歯科医院では、アナフィラキシーショックが起こるリスクを最小限に抑えるため、以下のような対策を行っています。

1. 問診によるリスク確認

初診時や治療前には、必ずアレルギー歴や服用薬の確認を行います。過去に薬や麻酔で異常があった方は、遠慮せずに歯科医師へお伝えください。

2. 試験的な麻酔の実施

アレルギーの可能性がある場合には、少量でのテスト投与を行うなど、慎重に麻酔を使用します。また、必要に応じてアレルギー専門医への紹介も行います。

3. 緊急時の対応体制

アナフィラキシーは突然発症するため、まつむら歯科クリニックでは、酸素吸入器やエピネフリン自己注射器(アドレナリン)など、緊急対応機器を常備し、万が一に備えています。

4. 無理のない治療計画

アレルギーや体調に不安がある患者さんには、無理のないスケジュールで治療を進めることで、身体への負担を軽減します。

万が一、治療中に息苦しさや気分の悪さを感じた場合は、すぐにお申し出ください。迅速に対応いたします。

まとめ

アナフィラキシーショックはごくまれなケースですが、歯科治療中にも起こる可能性があります。川越で安心して通える歯医者をお探しの方は、患者さんの体質やアレルギーを把握し、安全に配慮した治療を行うクリニックを選ぶことが大切です。当院では万が一の事態に備え、万全の体制で患者さんをお迎えしております。不安がある方は、どんなことでもお気軽にご相談ください。



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