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院長ブログ

歯周病で歯を失う年齢

皆さん、こんにちは。川越のまつむら歯科クリニックです。
「年齢とともに歯が抜けるのは仕方ない」と思っていませんか?実は、歯を失う大きな原因のひとつが歯周病です。今回は、歯周病がなぜ歯を失う原因になるのか、そしてどの年代でリスクが高まるのかについて、川越で歯医者をお探しの皆さんに向けてお話しします。

歯周病で歯を失う理由

歯周病とは、歯と歯茎の間に細菌が入り込み、歯茎の炎症を引き起こす病気です。初期の「歯肉炎」では歯茎が赤く腫れたり、出血したりしますが、この段階では痛みが少なく、気づかない方も多いのが特徴です。

進行すると「歯周炎」となり、歯を支える骨(歯槽骨)が少しずつ破壊されていきます。支えを失った歯は次第にグラグラし、最終的には自然に抜けてしまう、あるいは抜歯せざるを得なくなるのです。

歯周病が恐ろしいのは、静かに進行する点です。噛み合わせが悪くなったり、口臭が強くなったりといったサインが現れる頃には、かなり進行していることが多いです。また、歯茎が下がって見た目の印象も変わってしまうことがあります。

歯周病の原因菌はプラーク(歯垢)の中に存在し、十分な歯磨きや歯医者での定期的なクリーニングを怠ると、急速に悪化します。川越周辺で歯医者に通われている方の中にも、「痛くないから大丈夫」と思い込んで受診が遅れてしまう方がいらっしゃいますが、定期的な検診こそが歯を守る鍵です。

歯周病で歯を失う年齢

「歯周病は高齢者の病気」というイメージを持つ方が多いですが、実際には30代からすでに歯周病のリスクは高まります。厚生労働省の調査によると、35〜44歳で歯周病が進行している人は約6割にも上ります。

そして、歯を失い始める年齢は40代から50代にかけてが最も多いとされています。この年代は仕事や家庭で忙しく、歯医者に通う時間が取りにくいこともあり、症状に気づかず放置してしまうケースが少なくありません。

川越でも、「歯がグラついているけど、まだ大丈夫だと思っていた」と来院される方が多く見られます。しかし、一度進行した歯周病は元の状態には戻りません。治療によって進行を止め、これ以上の骨の吸収を防ぐことが重要です。

また、歯周病は糖尿病や心疾患など全身の健康とも関係があることが分かっています。40代以降の患者さんにとっては、歯周病ケアが生活習慣病予防にもつながるという点でも大きな意味を持っています。

高齢になると入れ歯を選択する方も増えますが、天然の歯に勝るものはありません。噛み合わせや発音、見た目にも大きく影響します。将来の健康のためにも、若いうちから歯周病対策を始めましょう。

まとめ

歯周病は30代から始まり、40〜50代で歯を失う原因となることが多い病気です。静かに進行するため、定期的な歯医者での検診と早期対応が欠かせません。川越で信頼できる歯医者をお探しの方は、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。



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