こんにちは。
全国各地に歯の神様をお祀りした場所があるそうです。
ここ川越市のお隣の狭山市にも「歯いたみどめの神様」 がいらっしゃるそうですので紹介したいと思います。
北入曽の旧鎌倉街道沿い、 七曲井のある観音堂から野々宮神社に向かう道端に、めずらしい「 歯いたどめの神さま」が立っております。
昔、村にはお医者もおらず、 何かあったときには遠くの町まで行かなければなりませんでした。 そこで、病で苦しんでいる人たちは、 道端のお地蔵さんや馬頭さんに願懸けをすることがありました。
ある親子がいまして、子どもの偏食がひどく、 甘いものばかり食べていましたので、 とうとう虫歯になってしまいました。『 そんなときは北入曽の歯いたどめの神さまだ』と、 おばあさんに言われまして願懸けに行くことにしました。 そこに行くときは、必ず自分の使っているお箸はしをもって行くそ うです。そして何日か願を懸け、無事、歯の痛みが治りましたら 『おかげさまでよくなりました』とお礼を述べて、 お箸を倍にしてお供えするのだそうです。
この神さま、よほどご利益があると見えまして、今も小さな石の祠 ほこらの前には色とりどりのお箸がいっぱい供えられております。 そして、祠の中には、なぜか「水神すいじんさま」と「稲荷さま」 の二柱ふたはしらがまつられています。
(広報さやま平成17年3月10日号より)
昔、村にはお医者もおらず、
ある親子がいまして、子どもの偏食がひどく、
この神さま、よほどご利益があると見えまして、今も小さな石の祠
(広報さやま平成17年3月10日号より)