川越の歯科(歯医者)まつむら歯科クリニック 一般的な治療からインプラント、審美治療などの専門的な治療まで行っております。

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高齢者医療における歯科衛生士の役割について

「歯周病は全身疾患」

歯周病は口の中の症状だけでなく、全身の多くの内科疾患との関わりがわかってきています。

歯肉炎によって算出される炎症性サイトカインが、血中に入ってインスリンの働きを阻害することにより、糖尿病になります。

口腔内の細菌も血中に入り込むことにより、血管内での炎症を起こして、動脈硬化を引き起こします。

歯周病の人は、脳梗塞・心筋梗塞のリスクが3倍高くなるとされています。

また口腔内の汚れ・細菌がコントロールされていないと、嚥下機能が衰えて誤嚥性肺炎のリスクを高めます。

またマウスでの実験結果として、歯周病のマウスは、記憶をつかさどる海馬に影響し、記憶学習能力の低下が起きることがわかっています。

これからの超高齢化社会において、高齢者の健康を維持するためには、「歯科」だけで歯科衛生士が働くのではなく、内科などの医療機関、介護施設などでこそ、歯科衛生士が活躍する必要があると思います。



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