ドクター桑野が解説!「CTってここまで見えるんです!」

「よく、歯医者さんのホームページに『CT完備』ってあるんだけど、どういうこと?」
なぜ必要か?が患者さんに分かるように説明されているホームページは、案外少ないです・・・。
CTのリニューアルを機に、川越まつむら歯科クリニックの「ドクター桑野」が、分かりやすく解説します!(2026年4月)
最新CT(3Dレントゲン)がインプラントや親知らず抜歯の安全性を高める「理由」
目次
「新しいCT」は、これまでのCTとどこが違うの?

先生そもそもCTってなんですか?
これです!
これでいろんなところが見えちゃうんですよ!
具体的にどこがどう見えるか?そして、見えることによってどういうメリットがあるか、お伝えしていきますね!


1. 下アゴの神経と血管の管「下歯槽管(かしそうかん)※」が分かりやすく表示

(※かしそうかん:下アゴ骨の中を通る「神経」と「血管」を収める管)
「AI」で「下顎管(かがくかん:下アゴの中の神経と血管が通っている管)」をピックアップしてくれる。
以前、当院にあったCTには下顎管の自動作成機能はなかったですね。


「歯ぐきの下の情報が良く分かるよ!」ということですね!
はい、「色んな向きから分かるよ!」という補助ツールですね。
もちろん最終的な診断は、ドクターが確認して行います。


2. 上アゴの鼻の横の空洞「上顎洞(じょうがくどう)」もよく見える

この画像の右上、鼻の奥にある上顎洞(じょうがくどう:上の歯の先の空洞部分)がよく見えます。
上顎洞は、蓄膿症(副鼻腔炎)になったときに膿が溜まる場所で、空洞になっているんですよ。


確かに「上の歯の根っこ」と「鼻の脇の空洞」は、近いですよね。
でも、どうして上顎洞という場所が見えた方がいいんですか?
インプラントをする時、ここまで突き抜けたらダメなんですね。
歯を支えている骨がやせていると、歯ぐきから上顎洞までの距離が短くなるんです。
上アゴの骨の厚みを正確に測って、インプラントを入れられる厚みがあるかどうかの診査がとても大事です。
もちろんインプラントは、診査診断・シミュレーションして、角度・深さがずれないための「ガイド」も使います。



アゴの骨だけでなく、その先まで見える「3Dレントゲン」といった感じですね!

平面の写真、いわゆる「レントゲン(パントモ:上記写真)」と違って、4方向どの向きからの写真が見れるんです。
それがCTの特徴ですね。

3. 根っこの本数が分かる

「歯の根の管(くだ)の数」が分かります。


歯の根の管の数??
歯によって、人によって、数が違うんです。


え~~?!そうなんですか。
歯の根っこってみんな同じじゃないんですね。
だから、歯の根の治療は大変なんですね。汗
根の中の治療のときに、歯の根の管が何本あるかは、上から見ると「3本」あると分かります。(上記写真>先生の指の中の3つの部分)


・・・歯は1本だけど、根は3本?!
そうです、そうなんです。
1つの歯だけど、3本の根っこ(神経)がある事が分かります。
「根っこが、かなり曲がっている」などが、治療の前にCTで見ると良く分かるんです。


4. 早い!

当院にあった以前のCTと比較して、照射時間が短くなりました。

5. 鮮明になった!

お口全体のレントゲン写真(パントモ:上の写真)も撮れ、画質が良くなった=よく見えます!
この下の写真は、CTの画像です。


6. コンパクト!


もともとあったレントゲン室のCTを入れ替えるとなると、サイズが大事になりますよね。
はい、拭く面積も少なくなりました。(笑)

副院長:宮崎
CTがあるから安心!対象となる治療とメリット
1. インプラント

インプラントをするときに、深さが下歯槽管(かしそうかん:下アゴ骨の中を通る「神経」と「血管」を収める管)にぶつかるかどうかが重要になります。
CTだと、歯ぐきから下歯槽管までの「距離」が測れるので、インプラントが出来るか出来ないか?がハッキリします。
僕のアゴの骨は「17ミリ」ありますが、インプラント自体が「6~7ミリ」なのでこの写真でインプラントが出来るかどうかの判断が可能です。
「神経までの距離の測定」も、新しいCTには「AIの自動補正の機能」がつきました。
最終的にはドクターが見て判断します。
新しいCTにしたことで「画質」も「機能」も上がってより診断しやすくなりました。

2. 親知らず抜歯

親知らず抜歯の際、神経に近いか近くないかの判断をする時にもCTが役に立ちます!
抜歯の際に神経に触ると、しびれが続くことがあるので、とても重要な判断材料です。


もし親知らずを抜くとなった場合、この近さは大丈夫ですか?
「下歯槽管(かしそうかん)」まで遠いので、抜くとなっても大丈夫です。

3. 歯の根の治療(根管治療)

平面の「パントモ」と呼ばれるレントゲン写真では見えないところが見えるのが「CT」です。
「根っこの輪切り」写真です!


確かに「根っこの輪切り写真」ですね!
分かりやすい説明ありがとうございます。
これがここで見られれば、大きい病院に行かずに済むので、患者さんとしては助かりますよね!
根の向きと、上顎との距離が分かります。
あくまでも、CTとレントゲンの一般的な違いですが。(汗)



いや、そこを詳しく書いてあるホームページ、案外ないんですよ。(汗)
診療の時も、なかなか細かな話まで聞けないですしね。
あ、いやいや、分からないことはドシドシ聞いてください。
治療の前にどう治療するのかを知ることは、とても大事なことなので遠慮なくお聞きください。

最近の医院の様子(2026/6)


外国人の患者さん、多いですか?
多いですね。
1人いらっしゃると、その患者さんがよかったからと同じ国の方がいらっしゃいます。
→中国語・韓国語の対応可能な歯科助手さんのインタビューを読む


ゴールデンウイークやお盆、年末31日までの診療、助かっているという患者さんは多いと思います。どうでしょうか?
おかげさまで、毎回多くの患者さんに来院頂いています。

教えてドクター桑野!歯科用CTスキャンのQ&A

Q.「CT」ってなんの治療の時に使うんですか?
A. インプラント、歯の根の治療、親知らず抜歯などです。
Q. 実際に撮った画像、見せてほしいです!
A. こんな感じです!ここまでで掲載されているものは、全て今回導入した新しいCTスキャンの画像でした!

Q. CTの撮影には、どれくらいの費用(料金)がかかりますか?保険はききますか?
A. 症例によって違いますので、聞いてください。
画像での確認というイメージで保険適応になることが多いです。
治療時、よく見えることで診断がスムースになるメリットとして使っているとご認識下さい。
取材後記
伺った際も、患者さんが多く来院されていました。
CTが一体何に使え、そしてどんなメリットがあるかを詳しく&分かりやすく桑野先生自らが説明してくださったことで、ずっと分からなかったことが解決してスッキリしました!
また、桑野先生は「根管(こんかん)」という専門用語を使わず、イメージしやすいように「歯の根の管」と表現していました。
そもそも歯の根に「管」があるということは一般的には知られていません。
歯科にかかる患者さんの一番の不安や不満は「説明が足りない」という事ではないでしょうか。
専門用語で説明されても、聞き返す勇気はなかなか持てないと思います。
そこを先んじて分かりやすい言葉で説明してくれる桑野先生、ありがたいなと思いました。
また、変わらず海水魚の水槽も置かれていて、癒されるなあ、としばしボーっと見てしまいました。
同じように水槽を見てまどろむ患者さんが、いるとかいないとか。(笑)
これからも川越の皆さんのお口の健康を守ってください!!





























